自治体が出版する新書シリーズ「国立新書」の第2号。
今号では、2020年4月にJR中央線国立駅の南口に再築された「旧国立駅舎」を取り上げます。
国立駅舎は、雑木林を切り拓いて開発された分譲地・国立大学町の玄関口となる駅舎として、大正末期に創建されました。
それから「赤い三角屋根の駅舎」は国立のまちのシンボルとして、約80年間にわたって市内外の人々に深く愛されてきましたが、JR中央線の高架化事業に伴い、多くの方に惜しまれつつ2006年に解体されました。
その後、解体された部材は保存され、再築に向けたさまざまな検討が行われました。そして2020年4月、「旧国立駅舎」としてほぼ元の位置に創建当時の姿で再築されることになったのです。
本書では、国立駅舎が誕生し、旅客駅として長年にわたり親しまれ、解体され、再築されるまでの一連の流れを紹介するとともに、文化財としての価値や、再築後の新たな"まちの情報発信拠点"としての機能など、多面的に旧国立駅舎を紹介していきます。
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第1部 国立駅前の旧国立駅舎
第2部 国立大学町と国立駅舎
第3部 駅舎の変遷と文化財指定
第4部 旧国立駅舎の再築
第5部 これからの旧国立駅舎
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Column1 ライトと傳
Column2 大学通りと飛行機
Column3 国立駅発行のきっぷの変遷
Column4 幻に終わった京王線国立支線計画
Column5 旧国立駅舎古材活用プロジェクト
Column6 中央線「国立行き」が走った日
Column7 駅舎再築のための財源
Column8 旧国立駅舎を用いたグッズと「くにニャン」
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今号には、旧国立駅舎の古材を混ぜ合わせた再生紙を使った特製しおりが付属します(一般的なしおりと比べ、厚手の紙を使用している為、使用時の跡などを気にされる方は、記念品としてご使用ください)。
定価:660円
新書判 208頁
企画・編集: 国立新書編集委員会
編集・デザイン:合同会社三画舎
発行所: 国立市役所政策経営部
発売日: 2022/3/25
※STORESの仕様上税込価格で表示していますが、自治体の有償刊行物の為、実際は「定価660円」として販売いたします。
こちらの商品はポスト便(送料250円)でお送りします。